
mkeys式遅延計測 ver2.0【ソースコード有】
投稿日 :2025-02-16
先日、当サイト紹介したキーボードの入力遅延の簡易計測プログラム。
デバイスレビューなどでも使用し、入力遅延の相対値比較に使用していますが、
機能追加を行い、体裁を整えたver2.0が完成したため、ソースコード、アプリを公開しようと思います。
当記事ではその機能紹介と使い方等を紹介していきます。
余談ですが、本記事投稿時点でさらなる利便性向上を行ったver3.0がテスト段階にありますので、乞うご期待。
1.機能紹介
- AP、及びRPの遅延計測
- 遅延計測データと統計の出力
- 計測データのグラフ出力
遅延計測プログラムの使い方
ダウンロードリンクはこちらまずは、ダウンロードしたフォルダ内の「latensy_tester.exe」を開いて実行。

スペルが間違っているのはご愛嬌。

最初に開くウィンドウにキーボード名を打ち込みます。
メニュー画面

- 1. Push Key Test
- キー押下時の遅延を測定
- 2. Release Key Test
- キー解放時の遅延を測定
- 3. Name Reset
- 記録するキーボード名の変更
- 4. Edit Files
- 計測データが格納されたファイルの閲覧、削除に加え、グラフ上にプロットする比較対象データの編集
- 5. ファイルの保存場所変更
計測方法

「Push Key Test」(以下、APT)または「Release Key Test」(以下、RPT)をクリックすると計測開始を伝えるウィンドウが表示されます。
OKを押すとAPTの場合はすぐに計測が開始されます。
大きなウィンドウが開き、画面が赤に切り替わったらキーを押してください。
画面の色が変わるとタイマーが作動し、キーが押されるまで動き続けます。

RPTでは、赤い画面が開くので、キーを押すと白に切り替わり、計測が開始します。
APTとは逆で、画面が赤になったらキーを離します。
数値を記録すると1秒後に再度画面が赤に切り替わるので、キーを押して2回目の計測開始。
計10回の計測を終えると、10回分のデータと統計データとグラフが出力されます。 格納先フォルダは後ほど説明。


名前変更
先ほどのグラフや統計にはキーボード名が付記されますので、キーボード名や、
同じキーボードでもアクチュエーションポイント設定などを変えて計測&識別するために使うことができます。
ファイルの編集
このプログラムでは計測結果を他のキーボードと比較するため、比較対象データが保管されています。
その比較対象データに先ほど計測したデータを取り込むことで、
次回、別のキーボードの計測時に比較対象として使うことができます。


「Select File」をクリックすると先ほど計測したデータのファイルが表示されるので選択。
ファイル内のデータが表形式で表示されるので、比較対象データとして使いたい行を選択。(複数回同じ名前で計測した場合は複数行のデータが入っています。)
右下のラジオボタンで、そのデータがアクチュエーションポイント計測時のデータなら「AP Data」、リリース時のリセットポイント計測時のデータなら「RP Data」を選択。
※AP、RPで別々の比較対象データが用意されています。
「Add Data」をクリックすると選択したデータの比較対象データに取り込まれます。
また、このアプリケーションフォルダ中のbinフォルダ内(Latency_tester\Latency_tester\bin\AP_latency_all.csv)の比較対象データを開き、行を選択し、
「Delete Data」をクリックすることで、比較対象データを削除することもできます。

比較対象データ
データ保存場所の変更

最後に右上のボタンを押すと、

現在のデータ保存場所が表示されますので、任意のフォルダを選択、「OK」を押して変更ができます。
デフォルトではデスクトップに保存される設定になっています。
アプリのダウンロード
アプリのダウンロードは こちらから(github)
リンクをクリックしてページが開いたら、「Tag」をクリック。 その後、「Latency_Tester2.zip」をクリックしてダウンロード。


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