
Cidoo V75をレビュー
投稿日 :2025-01-10
今回は、年明けのAmazon初売りセールで半額以上の値下げにより過去最安値を更新し、 大きな話題を呼んだCidoo V75をレビューしていきます。
製品詳細
Cidoo V75の主な特徴は以下の通り。
- ガスケットマウント採用フルアルミ筐体
- ホットスワップ可能
- ノブ付き75%配列
- 通常時24000円の高級キーボード
- VIA対応
- 計5台、Tri mode接続対応
通常24000円で販売されるキーボードが11000円で販売されたということで、
大きな話題を呼び、2日程で売り切れ。
大手レビュワー様方も軒並み高評価をしている中華系キーボード。

フルアルミ筐体で重量は2㎏ほど。
万人受けしやすい75%配列、カスタマイザブルなキーマップ、
そして2.4GHz接続、計3台のBluetooth接続、有線接続と、複数台接続可能。
3000mAhの必要十分な容量のバッテリー。
外観
前述の通り、色味としては昔のキーボードのようなレトロなデザイン。




筐体奥側のスイッチで接続方法を切り替え。

シルバーのノブとその横のLEDが、
レトロに似つかわしくない、新しいような異質な感じを醸し出しているのも個人的には好きです。
また、手前のキーの高さが3.5cmと、分厚いアルミ筐体なだけにやや高め。リストレストの使用がオススメです。


2.4G接続用のレシーバー収納が収納可能

底面にはスタンドはなく、高さ調節はできません。
付属品

キースイッチプラーを使用して好みの3pin,5pinのキースイッチに交換することが可能です。
六角ドライバで底面のネジを外して分解&カスタマイズも可能。
ケーブルは光沢があり、やや硬めですが、キーボードの利用であれば必要十分。
打鍵音
やはり2万越えのキーボードなだけあって、箱から出してすぐの打鍵音も最高。
プレートはフレックスカットされたPC素材で、
中間層にはしっかりとフォームが入っています。
スイッチはナイロン+POM素材でLED透過部分のみ透明になっています。
キーキャップは昇華型PBTで厚みも十分。


スタビライザーはよくあるツメ式のプレートマウント方式ではなく、
pcbにネジ止めするタイプのPCBマウント方式。
また、スペースキーには追加でフォームが入っており、スタビライザーの振動が抑えられています。

しかし、これが残念。
スペースキーは若干の擦れ感を感じ、
その他のスタビライザーは打鍵時にカチャカチャとかなりの音がします。

このような外れ個体を引いてしまった場合は、自分でルブを行う必要がありそうです。

また、筐体を振った時にカチャカチャと音がなります。
原因はレシーバー収納部のカバーで、マグネットでくっついているものの、振った時にはブレてしまうよう。
キーボードを持ち上げただけでは音はせず、2㎏の鈍器を振ることはほぼないので許容範囲でしょうか。
ドライバについて
VIAのソフトより、ノブを含めたキーリマップ、ライティングの設定を行います。
なお、ライティング設定はショートカットキーからも変更できます。
また、キーリマップ機能では4つのレイヤーが利用できます。
webブラウザ版VIAはこちら
V75の設定ファイルのダウンロードはこちら
※「V75 USB VIA」のファイルをダウンロードしてください。

設定画面を表示する手順としては、
- キーボードを有線で接続
- 歯車マークの設定タブよりデザインタブを表示
- デザインタブより、ダウンロードしたjsonファイルをインポート
- コンフィグタブにV75と同じレイアウトが表示されていれば成功
上手くいかない場合は、デザインタブの「Use V2 definitions」を有効化してもう一度ためしてみてください。

終わりに
今回はCidoo V75をレビューしました。
VIAを触ったことがない私は若干の取っつきにくさを感じていましたが、簡単に、かつ詳細な設定ができ、
セール時には1万円台まで値下がり。
また、このアルミ筐体の重厚感、打鍵感の良さ、複数接続ができる機能性などを考えると、
間違いなくオススメな1品であり、通常価格2万円台でもその価値はあると思いました。
しかし、スタビライザーの細かな点に関しての、個体差リスクも理解しておく必要がありそうです。
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